フードドライブしてますか
パルシステム埼玉の地域施設「パルテラス」の前を通ったところ
フードドライブののぼりが目に入ったので、早速自宅にあった
食品4品を持っていきました。
お土産にいただいたお菓子や間違って買ったキャンディー、作らないタピオカ等。
食品の期限が十分にあることを確認していただき、お渡しして終了。
とっても簡単です。
わが家にとってはまぎれもなくフードロス対策になりました。
去年のフードドライブは子供が通う中学校の生徒が中心となって活動していたので、指定の日に子供に持たせました。
その時には、保護者的には意味が分からない方もいらっしゃいましたが、まだあまり耳慣れない習慣かもしれません。
4年半前までNY郊外に住んでいましたが、現地の小学校でも食品を寄付していました。
先ほど耳慣れない「習慣」と書きましたが、アメリカだと他の社会貢献の様に、フードドライブも習慣になるほど生活の中に溶け込んでいます。
一応フードドライブについてご紹介しておきます。
フードドライブで集まった食品は様々な事情を抱える生活困窮者や子ども食堂、子育てNPO法人に寄付されます。
日本では食べられずに捨てられる食品が500万トン以上。
そのうち家庭内のロスが200万トンある一方で、その日の食事に事欠く家庭もあります。
そういった食の不均衡をなくそうというのがフードドライブの趣旨です。
寄付先の「子ども食堂」と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
支援活動をされている方から伺った話ですが、例えば、親は働きに出ていて、家にいる子供は昼ご飯代として100円を渡されるケース。
100円ではカップラーメンが買えないんです。
子供だからお菓子を買ってしまいます。昼食はお菓子だけ。
お腹がすくのはもちろんの事、育ち盛りには栄養の点でかなり厳しい環境です。
また、子ども食堂は支援する方々や様々な境遇のこども達と一緒に食べることで、心の栄養も補充てきます。
「セカンドハーベストジャパン」によると、2010年の調査では1986年以降相対貧困率が最悪の16%。6人に一人という高い割合に驚きます。
母子世帯の貧困率は突出しているとのことで、子供食堂や子育てNPOは非常に重要な役割をしています。
この「セカンドハーベストジャパン」は食品の寄付は基本的には法人か、もしくは個人かグループで集める活動をしたのち、食品を運ぶか費用負担をして送付する必要がありますので、それなりに計画的でなければならず、組織力やパワーが必要です。
子供が通っている学校の様に、たくさんの方に周知できる環境を利用しての活動はこれから日本にも浸透していくといいですね。
寄付の手軽さや少量寄付するのは今回のパルシステムが便利なので、地域のパルシステムが活動している場合にはおすすめします。
もししていなければ、是非やりましょうと声をあげてください。
また、私の個人事業で近所の子ども食堂に賞味期限の近い食品を箱ごと寄付しましたが、喜んでいただきました。
近所だと配送料も必要ありませんし、自転車で持って行けたので楽でした。
消費しきれない食品があれ近所の子供食堂に直接問い合わせてみてください。
貧困家庭で育つ子供たちを支えることで、彼らがうまく社会に適応できれば日本社会の基盤を支える役割を果たしてくれることにもつながります。
彼らの食生活の改善は緊急の課題ですが、その最大の障壁は社会の無関心です。
これを読んだみなさんは是非行動してください。