どこでもブログ

役に立ちそうなこと、失敗談などを適当に書いています

選択的夫婦別姓の判断から逃げた裁判官を国民が審査できる機会です

昔,「ご結婚おめでとうございます!」と、
旧姓に戻った大好きな先輩に声を掛けしまうという、
女性の職場史上最悪の事故を起こしたことがありました。
 
最高裁の裁判官の国民審査。
衆院選と共に行われます。
選択的夫婦別姓の判断から逃げた裁判官は誰やねん!と思われた方へ。
リンクのNHKサイトの下の方を見ると、夫婦別姓否定派は全て一票3倍の格差OK派。
みんな気づいてね! みたいな表示が面白い。
でも、合憲とか違憲とか少しわかりにくいとの声もあります。
 
元行政官の裁判官は現政権の忖度するのが基本?
元検事や弁護士は別姓OKだったり、深読みも面白そう。
 
(敬称略) 岡村、林、長峰、深山は、元行政官と裁判官出身で別姓認めない派。
会場はスマホ持ち込み禁止なので、名前を覚えるのに焦りました。
 
私は別姓賛成なので上記4名に×をつけます。
お・は・な・不可
(深山はみやまと読むのでおはなみにしたかったのですが、落としてはいけない三浦さんがいるので。。。)
 
上記4名は法律が既定していないことについては、基本審判しないとの立場です。
 
特にこの深山氏は
実母と義父のせいで子供が精神疾患になったとしても
実母の賛成が得られない場合には、祖母に
監護権が与えられなくなることになりました。
 
一審二審で子供の意思を尊重した人道的な判決が
出ていたにも関わらず、それらを覆すどころか、
そもそも法律上監護権さえない立場の祖母は訴えすら
できない立場だとの門前払いの判決を出しています。
林氏もきつい判決をだしていますので、過去に関与した
裁判記録を検索してみてください。
 
近年、事態の変化に伴い、ジェンダーがらみの被害の
裁判が多い傾向にあります。
 
それまでは、父親や義父からの性被害があっても怖くて
声をだして訴えることが出来ない被害者が多かったのでしょう。
(今も声を出せない子供や未成年がたくさんいると思います。)
 
ちなみに義父からの幼児虐待死が続いていますが、
義父からの強姦被害者は実母との関係が悪化するのを
恐れたり精神的に追い詰められる傾向があって被害を
ひたすら我慢してしまうことが多いようです。
 
 
最高裁の裁判官なんて遠い世界すぎてピンときませんが、
もし、選択的夫婦別姓認めない派の裁判官だったら
静岡の裁判は無罪や減刑になっていた可能性がありました。
なぜなら現在の法律では長年暴行された傷跡が残っているなどの
要件が厳しすぎるからです。
 
日本は父親が子供を強姦しても、怖くて抵抗できない場合、
法律上無罪の国なので、裁判でその都度判断する状態。
客観的には黒でも日本は法治国家なので、
裁く理由となる法律が整えられていなければ無罪になります。
 
でも、女性の立場からすると実父や義父からの、という
ところで既にアウトでしょう。
未成年がふたまわり以上年上の実父義父相手に合意の上
なんてまずないでしょう。。。
(脂ぎった臭うおっさんにさらわれるなんて気持ち悪いです。)
政治家、法改正さぼって何してんねん!
ほんとヤバい国です。
 
ところで、最近SDGsのバッジ付けてるスーツ姿のおじさん達
見かけますが、レインボーに恥じない国民審査をお願いします。
(レインボーの旗は海外では性差別しない象徴で、
ゲイのお宅のバルコニーとかでよく見かけるだのだけれど、わかってるのかな。)
 
私は右でも左でもないし、野党も政権任せるほど信頼できないけど
かといって長老に操られる感満載で別姓を認めない岸田政権を
圧勝させたくないと思う普通の人だと思ってます。
 
せめて、官僚の間でもよく働くと評価されていると、
外務省の職員から直接聞いたことのある、リベラルな考え方の
河野さんだったら良かったと思うぐらいでしょうが、
自分たちの意見が反映されずにがっかりしている自民党員も
多いと思います。
最高裁判所 裁判官の国民審査 特集サイト2021|経歴や注目裁判での判断は|NHK
 
選択的夫婦別姓が認められないことに関しては、
SDG’sの本来の趣旨である人権に配慮を怠りながら
経済分野だけとり入れようとする傲慢さを感じるというのか。
 
日本は女性用ピルの認可に34年かかって、バイアグラ
半年という男性優位すぎる社会は、もう令和的じゃないことに
政治家が気づいていないのが残念です。

多くの場合、女性側に負担が偏るわけですよ。
戸籍については別姓のままでも戸籍に記載できるように
法改正すればいいだけなので、問題にならない解決策は
いくらでもあるし解決するのが政治家のはずです。
 
この動画はドラマみたいな感じで、最高裁判官がどの様な内容の発言をしたかわかります。
長いので、真ん中より少し前ぐらい7分あたりから見ても面白いと思います。
右寄りの政治家が戸籍は日本固有の素晴らしい制度
とか家族の一体感などと主張していますが、
実際には離婚した後の子供の親権は戸籍に
関係なかったりするので、違う戸籍でも実質的に
一体感のある家族ですし、すでに戸籍は単なる
帳簿にすぎないわけです。
その帳簿の為に生き方を左右されるのはおかしい。
人々の生き方に帳簿を修正していけばいいのではないでしょうか。
 
 
今は憲法の平等のもとに、戸籍を離れていない人と平等に
遺産相続する段階で、戸籍制度は既に形骸化していします。
(専門家ではないのでわかりませんが。)
結婚離籍した後の別の戸籍になった親の扶養の義務なども
戸籍に関係なく平等に発生するということに一応なってますし。
 
さて、選択的夫婦別姓が認められないことで
実際、過去にどれほど消耗してきたことか。
複数の銀行口座やパスポート、生命保険、運転免許等
複数の国家資格の免許の名前変更や更新時の手続きや、
資格オタクなので新たに資格取得する際の学歴の証明書に添付、
はたまた海外居住の為の書類など、感覚的には2万円ぐらい、
期間的には2カ月以上申請までの時間を無駄にしてます。

さらにもし離婚したら。。。
名前が変わることで、周囲に離婚しました宣言をしなければ
ならないことになり、精神的な苦痛に加えて
再度十数カ所の手続きの出直し。。。
 
離婚で心が傷つくだけでなく、旧制に戻すことで、
傷口に塩をぬるような煩雑な手続きや時間の浪費、
さらに出費という仕打ちが待っています。
何度も書きますが、ほとんどの場合は所得が
3割とか少ない女性が不利益を被るわけです。
弱者に厳しい制度にしか思えません。
 
今は海外で結婚届を出して、日本でも婚姻関係にあると
裁判で認められて同姓にしていない夫婦もいるという
二重構造になっているので、公信力をはっきりさせる意味でも
法改正を急ぐ必要があるでしょう。
子供には選択できる環境にしてあげることが親の務めだとおもいますし。
 
最高裁は別姓問題は立法側政治家の仕事で司法側からの判断を避けた結果になりましたので、
(単に責任逃れで、ちゃんと判断した裁判官もいます)
立法側である政治家を選ぶ選挙は絶好の機会です。
 
ジェンダー意識の高さはこちらでわかると思います。
 
ジェンダー意識の低い候補者リストはこちら。

https://yashino.me/s2021/



おまけ
イタリアのインターナショナルスクールのママやパパは普通に別姓だったので気になって調べたところ、
最高裁で60年ぐらい前から法呈されてました。

「妻は婚姻で本来の姓を使用する権利を失うのではなく、夫の姓を使用する権利を得る」
かっこええやん!

http://la-sagra.net/archives/508

 

海外で別姓婚で日本で地方裁判所に婚姻成立と認められた詳細.

toyokeizai.net

海外での婚姻成立した場合、戸籍にはのらないという矛盾がでてきました。

日本で婚姻関係がありながら海外で離婚するとどうなるのだろうか。

その後再婚しても、日本の帳簿上は結婚したまま。

遺族年金の受け取り人にも影響がでるのかも?

法律が実情に合わないのは明らかなので、政治家の皆さん法改正をサボらないで早く民意にアップデートしてほしいものです。