どこでもブログ

役に立ちそうなこと、失敗談などを適当に書いています

移民問題

かねてからの移民問題のおかげで、スイスのイタリア領事館で申請していたビザが受け取れなかった。
日経新聞にも、移民の暴動の記事が出ているぐらいなので、渦中にあるということを実感した。
申請上、私も「移民」扱いされているが、外国に住むというのはそういうことなのだ。
まだまだ道のりは険しい。

暴動というのは、ミラノでは中国人が600人規模で起こしたと聞いたことがある。
そのようなことをするから、ますます外国人の地位が低くなることに彼らは気づかないのだろうか。
日本も移民受け入れを考えているようだが、実際に問題を引き起こすことを体験していると、反対せざるをえない。


イタリアで驚くのは、物乞い人口の多さだろう。
地下鉄の駅、プラットホーム、車内、トラム、マーケット、歩道、スーパーの入り口横。
いたるところにいる。
夫は滞在許可の関係で警察に行ったが、虫にかまれて帰ってきた。
お金のない移民たちの衛生環境は悪く、風呂に入らない彼らと共に並んで申請しなければならないことはかなりの苦痛だと想像できる。

これだけお金に困っている人が多いことを間近に感じると、こちらまで心がすさんでくるが、きっと、半年経てばなれるのだろう。
日本の物乞いと違って、彼らの厚かましいのにはホトホト驚かされる。
もう修理されたが、アパートのドアが開いているのをいいことに、エレベーターでうちのドアの前までやってきた。
私は絶対に物乞いにお金を渡したりしない。
彼らのバックには黒い組織がついているときく。
それが問題をさらに大きくする。

これでも、警察の見回りが増えたおかげで、かなり治安が良くなったときく。
その分、違法ではない物乞いが増えたのかもしれないが。
ブランドのバッグを地下鉄の駅構内で売っているのをよく見る。

とても精巧なバッグたち。
でも、偽物を買うのも犯罪なのです。
もちろん彼らの後ろにも組織がついています。

見ていると、雨の日のかさ売りや駅構内のバッグ売りはアフリカ系が多い。
物乞いはジプシー、アフリカ系の物乞いもいたが、酒臭かったり、恵んでくださいという雰囲気が出ないので、うまくいかないのだろう。

1人とんでもないのを見たことがある。
地下鉄の車両の中でバイオリンを弾く不届き物がいたことがあるが、彼女はジプシーでそれなりに聴かせる内容だった。

道で音楽を奏でたりするのは、ジャグラーと同様で大道芸だからそれはそれでいい。
その車両に乗ったときに、まず、「しまった」と感じた。
カラオケセットの大音量で歌っていた。
目立ちたいために迷惑をかける人を見てはいけない。
ものすごい騒音の中、ひたすら目的地まで耐えて乗っていた。

また別の日、今度はプラットホームで待っていたところ、向かいのホームに止まっていた車両から音楽が流れていることに気づいた。
あのカラオケだ。
彼女のうっとりとした表情が真正面の視界に入ってきた。
車両が閉まると共に音楽も途絶え電車も彼女も消えていった。

このおかしいイタリア人を何とかしてほしい。