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ローマ極上の旅 ヴィラ・デステ

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噴水の庭園 上の方に写っているのは噴水の空気圧を利用して作られたパイプオルガン
 
 
極上の旅
私で7,8回、夫で20回近くローマに行っているので、いつもの市街地では面白くない。
今回は市内から35キロほど郊外にあるヴィラ・デステとハドリアヌスの庭園を訪れた。
何が極上かというと、バスに乗ると歩く距離が長いとの情報があった(ガセ?)ので、車を5時間調達したこと。
ツーリスト用ではなく、ビジネス向けのメルセデスとブラックスーツの運転手。
おかげで、ヴィラデステだけではなく、古代ローマ時代のハドリアヌスの庭園に行く事が出来た。
 
ハドリアヌス荘はかなり規模が大きく、起伏もあるので、真夏は大変だろう。
すばらしい季節に行ったものだ。
古代ローマの庭園は規模で圧倒される。
 
フォロロマーノは政治の為の建築であるが、この庭園は劇場や温浴施設を含む巨大レクリエーション施設なので、とても優雅な雰囲気が時を越えて伝わってくる。
一番奥の水盤の脇の彫刻が一部復元されているが、安藤忠雄の建築でも同じようなものを見た覚えがある。
 
ヴィラ・デステといえば、コモ湖のホテルが有名。
私達は8年前ホテルに宿泊済。
エステ家はあちこちにヴィラを持っているものだ。
 
ティヴォリという街にあるこのヴィラの特徴は噴水庭園と、傾斜地という土地の持つ力を引き出しているところ。
この噴水は天然の瀧を利用しているのだろう。
 
パイプオルガンの演奏時間は一日数回。
2時半の演奏を聴く事が出来た。その前は12時半。
残念ながら、100の噴水からの水は出ていなかった。
 
皆さんからはどんな音色だったのと聞かれることが多かった。
ユーチューブで検索すると、パイプオルガンの音やハドリアヌス邸の動画を見ることが出来る。
 
ついでながら、リストが「エステ荘の噴水」というピアノ曲を作曲しているので、聞きながら動画を見れば、優雅な気分に浸ることが出来るでしょう。
コモ湖のヴィラデステに行ったあとに、このリストの曲を聴いて、「あれ?噴水というほどの噴水無かったはず。。。」
と長年思っていた。
 
ヴィラデステでは、最後に屋外にある眺望のすばらしいカフェでのんびりお茶をする時間をとっておいてください。