人生は平等じゃないんだ

 

「人生は平等じゃないんだ」

 

7歳の娘の口から出た言葉にどきっとした。

もちろん、これは学校の先生からの受け売りだけど。

何だか、課題を与えられた気分。

 

 

節分の時期が近付くと思い出す。

「鬼はみんなの心の中にいるんだよ」

これは幼稚園の先生から伝授されたもの。

子どもだけではなく、子供を通して親の私も教育を受けているようだ。

 

 

海外にいると、人生が平等でないことを実感する。

貧富の差が大きく、孤児の人数が日本とは比べ物にならないほど多い。

また、年をとってくると、同年代であっても、重い病気や不幸に襲われる知人が少なくない。

それを知る度に、人生は平等でないことに気づく。

多分、「人生は平等じゃないんだ。」

という投げかけに対する答えとしては、今ある状況に感謝しなさいということなのだろう。

 

全ての人に平等なのは、いつか必ず死が訪れるということ。

最愛の娘には、どんな人生を歩んでほしいかというと、

幸せな人生につきる。

だから、

 

「幸せな人生に感謝します。

みんなありがとう。」

 

人生の最後に、胸を張って言えるように。

頂いた課題の答えとしておこう。