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福袋とこぼれ梅

日頃、年始の福袋と聞いてもずっと興味が無かったが、年末年始の一時帰国の際に日本の食品を買うために、正月明けの込み合うデパ地下へ買い物に出かけることになった。
 
初めて気づいたのは、デパ地下でも福袋を売っているということ。
しかも、袋の中身がわかるので、結局、そのお店のいくつかの商品をまとめて安く買えるというお得な企画だと気づいた。
今回の私の買い物をご紹介します。
 
一つ目は塩昆布。
はっきり言って、塩昆布を買いだめするなんて、海外在住者くらいではないだろうか。
まあ、まとめて買ってお土産にするのはおすすめ。
阪急百貨店梅田の地下の昆布屋さんの福袋は中の商品の種類まで選べたのでうれしかった。
昆布以外にも、昆布茶も素晴らしいことに保存料や化学調味料無添加だった。
こういうものを探していたのだ。
 
ビニール袋に蕪を刻んで塩と昆布茶を小さじ1.5入れてモミモミすれば、浅漬けの出来上がり。
あれば、ゆずの乾燥パウダーを入れると風味が出ます。
 
2つ目は甲南漬
甲南漬とは、奈良漬の灘地域版のようなもの。
奈良漬よりも甘い傾向があります。
つけている素材も、結構幅広く、うにまで漬かっています。
お酒の中でも日本酒の大好きな私にはもってこい。
奈良漬との違いですが、酒粕の中でも吟醸酒酒粕をつかっていることと、このメーカーがみりんを製造しいる関係か甘いような気がします。
取り扱いは関西のみで、大阪は阪神百貨店の地下にあります。
               イメージ 1
                 名前はこぼれ梅 でも梅は入っていません
 
 
それが、カウンターをふと見ると、どこかで見かけたようなパッケージが目に入った。
何だか懐かしいデザイン。
味は酒粕よりも優しく甘くておいしいので、調味料として使用せずにおやつとして食べてくださいとのこと。
気になったので、さっそく購入して帰宅後母に尋ねてみた。
 
母によると、私の祖母が清荒神にお参りすると買ってきて、食べていたとのこと。
清荒神は宝塚にあるかまど、つまり、台所の神様、家を守る神様としての信仰を集めているところ。
祖母は小学3年生の頃亡くなったので、小学一年生ぐらいまでは、祖母に手を引かれてお参りしていたのでしょう。
 
何となく懐かしいパッケージの思い出。なるほど。
アルコールが入っているので、その時食べさせてもらえなかった祖母の好物は、大人になった私にとって、すっかりお気に入りになった。
祖母が亡くなってからは、父に連れられてお参りした記憶がある。
父と二人で出かけることなどめったにないので、はっきりと覚えている。
そのとき、父はしょうがを乾燥させて砂糖をまぶしたものを買っていた。
 
清荒神・・・。
30年ぶりどころでは無い。
久しぶりにお参りしたくなった。
 
  追記                    2018年7月

ほぼ無添加の食品を扱うショップを始めました。  
子供が5歳の頃日本でアレルギーになり、怪しい食品をやめたところあっさり完治したことがきっかけです。
海外発送は別途お問い合わせください。
Naturange(ナチュランジュ)      https://www.naturange.shop/