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NYフィルのオープン・リハーサル

 
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                  真ん中で座っている方がパールマン氏 見づらくてすみません
    
リンカーンセンターのオペラは今一つだったものの、そうはいっても大国のアメリカ、NYフィルはいいに違いないということで、いろいろ調べてみたところ、NYフィルが最終リハーサルを有料公開していることがわかった。
良さそうな演目なら行ってみたいと思いつつ、それから、数か月が経過。。。
 
日系の地元新聞に載っている記事を見つけて重い腰を「よっこらしょ」とあげてみることに。
記事では、世紀を代表するバイオリニストによるガラコンサートとあった。
シャンパンが振る舞われるとのことなので、(なるほどいつもより高額)きっと、スカラ座の初日のように、ロングドレスにタキシードの華やかな雰囲気なのだろう。
結婚記念日にと一応リクエストしてみたが、仕事のディナーがあるとかで、一瞬で却下された。
 
習いだして通算2年半になる下手なバイオリンもようやくいい音になりつつも、どうも、基本の弓の運び方がうまくいかず。。
お勉強にもなるので、ネットでリハーサルを申し込んだ。
ところが、このオープンリハーサル、ネットの画面をよく見ると、小さな字で、ソリストの演奏は保証しませんと書いてあった。
なるほど、18ドルではリスクを伴うのだ。
というわけで、一人で行くことに。
 
不思議で仕方がないのだけれど、アメリカはオンラインでもチケットという名がつけば必ず手数料をとられる。
節約派は、特に、手数料の高いミュージカルは直接ボックスオフィスに買いに行きましょう。
 
朝の9時45分スタートで、その前にチケットを発券所でとらないといけない。
事情があり、遅れて到着・・・・。(汗)
 
前の10列ほどは、入れないようになっていたが、他は先着順なので、早起きは三文の徳でしょうか。
有難いことに、パールマン氏はすべて演奏してくれました。
この前列は、関係者と、もしかすると寄付をした人を対象に入れるかもしれません。
さすがアメリカ。そのあたりもうまいことなっています。
 
いろいろ事前に調べたところ、彼は幼少で小児まひを患い、両足が不自由。
リハーサルもテレビの公開録画でみた本番でも、松葉杖で来られた。
シンドラーのリストのテーマ曲でも有名な方。
バイオリンはストラディバリ作。やっぱり。
 
でも、このバイオリン、リハではご機嫌が悪く、なかなか鳴ってくれなかった。
聴こえないというか、音が遠くまで届かないという表現がいいかもしれない。
特に最初は、あれ、セカンドバイオリンで弾かれるのかしら、セカンドでももっと大きな音が出せるはずでは?と思ったほど。
普通、バイオリンのケースは楽屋に置いて出てくることができるが、ケースに入ったものを関係者の方が運んでいたので、まだ、目覚めていない状態だったのだろう。
温度が低くなると鳴らないので、本番が近いとずっと持っている人もあるとか?
 
その様なわけで、最後の方でまあまあ。
公開録画では、良い音のようでした。
やっぱり本番に行かねば。。。
楽器は本当に奥が深い。
 
これだけ有名になっても、立つのさえご苦労されている様子で、大切なバイオリンをほかの人に持ってもらわなければ移動できないようだった。
長い年月の間にはさぞかしご苦労があったことだろう。
 
帰りに廊下のところに、楽団の(弦楽器チーム?)メンバーの写真があったので、見たところ結構東洋人も多い。
中国系や韓国系の名前があり、それに日本名は、3名ぐらいだろうか。
ご年配の日本人名の方がいらっしゃって、この年齢だから、きっと、優秀なかたなんだろうなと印象に残っていたが、そこで話は終わらない。 
 
そして、本番に放送されたヴィデオがPBS放送のHP上で公開されています。
シンドラーのリストは真ん中あたりです。
このページの下の他の動画を開くと、前述の日本人の方の謎が解けます。
えーーーー!そうだったんだ、と思いました。
 
是非、ご覧ください。
 

2018年追記
Naturange
7月からオーガニックや自然素材の食品雑貨店をネットとカタログで始めました。
10月にオーガニックワインを取り扱います。
1200円程度のおいしいフランスやイタリアを中心としたワイン、
11月下旬には高品質で滑らかなベルギーのチョコレートを多種類入荷する予定です。

 国産ではプロの間でも評価の高い無農薬有機醤油のだし醤油やポン酢、
 同じく無農薬有機で価格控えめの静岡の日本茶、 
頑固おやじが作るエコなコシヒカリを入荷する準備を進めています。
Naturange 店長岸本