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弦選びの手引き

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               E弦 左は憧れのオリーブ 右はラールセン いずれもゴールド
           
 
最近、E弦(一番高い音)の弦が切れたので、新しいもの(ドミナント)に変えたところ、
メタリックなキーキー音に悩まされるようになり、家族には、ムンクの絵画「叫び」にも似た反応を示されて困った。
 
その様なわけで、バイオリンの先生に相談したところ、
「A Guido to Choosing the right Strings」
by Richard Ward
という数ページの資料をいただいた。
内容は弦の種類や張力などを簡潔に網羅している。
具体的な商品名が載っていたのでご紹介します。
 
楽器の音が明るすぎる場合 
暗めの温かい音の弦
・synthetic core(初心者から)
Pirastro Obligato, Violino, The Aricore brand
Tomastik Infeld Red, Vision Solo
 
・gut-core(プロ向け、高価)
Pirastro Eudoxsa, Evah Pirazzi
はbrilliantな音。
これら以外にも、温かい音のガット弦あり
 
廉価楽器向け
D'Addario Pro-Arte、Super Sensitive Octava
 
かん高い明るい音がする楽器向け
Larsen Tzigane 張力が低く、不快な音を和らげる
 
暗い音の楽器には、brilliantな音の弦
Infeld Blue, Dominant, Pirastro Tonica Wondertone Solo
Gut弦 Pirastro Passione Solo Olive
steel core弦 D'Addario's stranded steel-core Helicores
 
そのほか、弦をミックスしてよいかについても書かれている。
こたえはOK。
ただし、バランスを考慮のこと。
 
著者によれば、弦も大切だけれど、問題があれば、弦楽器の調整専門の方に見ていただくことが肝要とありました。(わかってはいるのだけど。。。)
 
そして、一番気になるのは、価格の点。
プロではければ高価で扱いの難しいガット弦は考慮しなくてもいいと
思いますが、synthetic の弦でも結構予算がかさみます。
 
意外なのは、ドミナントアメリカでは日本よりも高価なこと。。。
A弦で、定価20ドル以上(涙)
その他の弦は、上手にネットの割引サイトで購入すれば日本の定価より5割以上安いこともあります。
 
こちら日本のストリングスラボは弦楽器の消耗品の専門店
種類が豊富なうえに安い様な気がします。
ドル安ユーロ安なので、 面倒でなければアメリカのサイトで価格を比較して納得がいけば購入するのもお得かもしれません。
 
こちらにお住まいの方も、ネットで買われているとのこと。
こちらは教えていただいたサイト。
 
とりあえず、マンハッタンのお店でラールセンがあるかと聞いたところ、ゴールドスチールが温かい音だとのことだったので、約10ドルで購入し張り替えた。
本当はTziganeを試したかったのだけど。。。
結果は、不快な音が、特に、かん高いキー音がはっきりと減少した。
他に、オリーブのE線も購入。
日本だと定価が2500円程度するのが、ラールセンよりも安価。
ガット弦は価格的にも調音の手間でも敷居が高いだけに、E線を買って満足。
でも、よく調べると、手持ちのドミナントも使っていくうちに不快な音が消えていくのだとか。。。
ちょっと無駄遣いしたかしら?
切れたときのために、保存しておくことに。
 
張力の強さに関しては、強いほど音のヴォリュームが大きいそう。
弾いてみると痛いのかな?
初心者やお稽古用は、張力が小さくても大丈夫。
 
日本のお友達の皆様も、一時帰国の際には持って帰りますので、声をかけてください。
 
私のように、実力がなくても弦で弱点を少しは補ってくれることがわかりました。
やはり楽器は奥が深い。
 
 
後日談
そのラールセンも、3日後に切れました(涙)私の10ドルよ。。。
しかし、今回は、念のために買ったオリーブ君が万を持して登場!
使ってみた感想は・・・・。
本当に価格は正直だなと思いました。
ラールセンが1ドル高いのですが、ちゃんと差があるのです。
音が出ないで滑ってしまう確率が増えたような。
もちろん上手な方は問題ないのだと思います。
というわけで、キーキー対策のお勧めのE弦はラールセンになりました。
 
そして、ラールセンに注意書きが書いてあったのですが、ループをひっかける小さな部品にプロテクターを付けてくださいとのこと。
私はつけていなかったのです。。。。
とりあえず、フエルトをかませて、何とか切れにくいようにしてみました。


2018年9月追記
 Naturange
7月からオーガニックや自然素材の食品雑貨店をネットとカタログで始めました。

10月にオーガニックワインを取り扱う予定で準備を進めています。 
1200円程度のおいしいフランスやイタリアを中心としたワイン、11月下旬には高品質で滑らかなベルギーのチョコレートを多種類入荷する予定です。

 国産ではプロの間でも評価の高い無農薬有機醤油のだし醤油やポン酢、
 同じく無農薬有機で価格控えめの静岡の日本茶、 
頑固おやじが作るエコなコシヒカリを入荷する準備を進めています。
Naturange 店長岸本