スミソニアン美術館 航空宇宙博物館
玄関を入ったところ 写真右下にはアポロ宇宙船の操縦席が展示してある
スミソニアン美術館群の中にある航空宇宙博物館
ずっと行きたかったところ。
アメリカがアポロで月の石を持ち帰ったのは、私が生まれる前の話。
初期のアポロ宇宙船の小さく狭い操縦席を見たときに、涙がにじんできた。
地球をはるか遠くに眺めながら、孤独の中でたった一人宇宙を旅してきたんだと。
ソ連との冷戦のさなかでの宇宙船開発競争などの客観的な展示も面白い。
スペースシャトルでの爆発事故の印象が強いので、初期にはどれほどの犠牲があったかと想像していたが。
日本では、昭和という遠い過去となった時代と同時進行していたアメリカの航空宇宙の歴史は、輝きに満ちていた。
立花隆の「宇宙からの帰還」という本は、宇宙飛行士の、その後の人生の軌跡を描いている。
数奇な運命をたどった彼らの人生の背景にある人間的な苦悩や希望は、一般の人々にも普遍的に共通する。
是非読んでほしい。