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書籍紹介 「小さなお店のつくり方」

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                        とてもほのぼのとした表紙 起業の本
 
書店で目につきすぐに購入したのがこの本。
実はお子さんを持つ主婦が集まって編集社をつくり、この本を出版している。
 
普通の主婦がお店を始めたいと言っても、多分夫からは、話を十分に聞きもせず、無理だとか、パートならいいとか、あるいは仕事はしないで家庭を守ってほしいとか言われるのがほとんどだろう。
あるいは、「ダメダメ、起業なんて私にできるはずはない」と思っているかもしれない。
 
しかしながら、この本に出てくる方々は、この本の表紙の雰囲気の様に、とても等身大の普通の人として紹介されている。
勝間和代や芸能人の様に、特別な才能や輝く学歴、それに潤沢な資金に恵まれている人でなくても、夢がかなえられることを教えてくれる。
  
中には、子供が小さくて雇ってもらえないので、時間に融通のきく仕事を考えていたところ、自分で起業することになったケースもある。
仕事優先で子育てを犠牲にすることは避けたいとか、あるいは、子供の世話で毎日が終わってしまう、何ともいえない不甲斐なさを感じていても、みんなそんなものだから我慢するしかいないかと考えている方にとっては、彼女たちの生き方はとても参考になる。
 
子育てしながらでも働く自由を獲得している姿はとても魅力的で生き生きとしている。
子供たちにとっても、何だかわからないけどウキウキしているママを見たり、何かを成し遂げるために努力している姿を見るのはプラスに働くのではないだろうか。
 
彼女たちに共通する点は、決してお金目的で始めているのではなく、いい商品を紹介したい、おいしいお菓子を提供したい、地域のママたちがほっとできる場所をつくりたいなど、それぞれがワクワクするテーマをもっていること。
 
この本には、起業に要した費用や収入なども記載されていて参考になる。
いずれも濡れ手に粟の様な商売ではなく、アルバイト収入程度で、扶養家族の範囲内に収まりそうなお店の方が多い。
けれども重要なことは、赤字にならないこと、家族の時間を大切にできること。
そのうえで自己実現していることではないかと思う。
 
有能な女性も家庭に入ると活躍する場がないことが、20代のころからずっと気になっていて、いずれ複数の友人と起業できないかと漠然と考えていた。
しかしながら、転居が多く、自分の事すら満足にできない状況が続いていて、まず私自信が起業家として成功する必要があるともがいている。
この本の中には、店舗を構えないまでも、ネットで小さなショップを経営する方法まで出ているので、精神的にも資金面でも負担を背負わずはじめることができる。
 
少し前まで、自分で企画した理想の店を持つことは、難しかったに違いない。
日本も変わってきたかな。
 
子育てだけではなく、他の自分らしい何かを始めたい人におすすめの本です。
 
 
 追記                    2018年7月
日本で小さなオーガニック食品・雑貨専門店をネットではじめました。
子供が日本でアレルギーになり、怪しい食品をやめたところあっさり完治したことがきっかけです。 
この本には様々な思いを持った方がお店をされています。
今から振り返ると、この本からたくさんの勇気をもらった気がします。
Naturange(ナチュランジュ) https://www.naturange.shop/