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読書日記 「夫は犬だと思えばいい」

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                         題名にひかれて買ったものの・・・
 
子供のための国語と算数の教材で面白いものがあったので使っているが、その本の著者が書いたものがこの「夫は犬だと思えばいい。」
残念ながらハズレでした。
 
犬とまで書くのだから期待していたのだけど。。。。
この本を読むべき対象は、夫婦仲が悪く孤独な主婦に限定されている。
夫婦仲の良い場合や共働きの夫婦は全く読む必要がない。
あるいは、仲が良く、腹を割って話せるママ友がいる場合も役に立たない。
それでも、読むのだったら4章の数ページで十分。
 
そもそも主婦というものの歴史はそう古くはない。
江戸時代までは7割が農民と言われているが、彼らは共働きだった。
主婦が誕生したのはサラリーマンが出来てから。
今は、農民7割と同じ割合がサラリーマン。
実は家事だけをしている主婦という状態は、歴史的には稀なこと。
 
その様なわけで、本来書かれるべき内容を問題を私なりに考えてみた。
 
働き方の問題
海外ではワーク・シェアリングがとれているので、共働きの割合が多い。
あるいは気軽にベビーシッターを雇える環境がある。
日本だと、正社員の労働時間が長くなると、子供を犠牲にしている後ろめたさがあるのではないだろうか。
あるいは、子育てのすべてを抱え込んで疲弊してはいないだろうか。
 
健全な人間関係を築くこと
心を割って本音で話すことができない孤独な人が増えてきている。
精神科医が書いた本でも、人間関係からうつ病に進行するケースについて書かれている。
表面的にしか付き合えない為、悩みを打ち明けたり慰めたり、あるいはお互いに助け合ったりすることもできないということが問題だと。
海外で点々としている私の場合、結局どの場面でも楽しく暮らすことができるかどうかを決めるのは、気の合う素晴らしい友人に恵まれるかどうかにかかっていたような気がする。
 
夫婦関係のあり方
「子供が生まれたら、週に1回程度は夫婦二人で食事にでかける時間を持たないと夫婦げんかしてしまうよ。」
というのがスイスの家族の考え方。
祖父母にも協力してもらったり、ベビーシッターを雇ったり。
週に1度が難しければ、月に2回でも構わない。
ママだけが集まるディナー会もあったりする。
 
イタリアでもアメリカでも、ベビーシッターにお願いして夫婦で出かけることは当たり前のこと。
たったそれだけの事がとても大切。
食事から帰って、子供の寝顔を見ると、いつも見ている寝顔よりも数倍かわいく見える。
夫婦の間の宝物だということを実感する。
 
夫婦は40年の付き合いだけれど、子供は18歳になれば出ていく一時的な存在。
そう思うからこそ、子供との時間を大切にできる。
基本的に夫婦は平等な存在で、しかも、お互いに話し合って理解しあう努力をするものだという前提があるように思える。
夫婦の会話なんて想像できない、何をしていいかわからない場合は、夫の退職後の夢について話し合うとか、退職後の旅行など、何でも構わない。
映画やコンサートに行った後ならその内容についてもいい。
必要に迫られない話題やワクワクする内容がおすすめ。
高級なレストランやホテルのバーなど、子供が立ち入ることのできない非日常的な空間を楽しむのもいい。
 
今後、子育て中の夫婦が生活を楽しむ良書がでてきてほしい。
 

追記            2018年7月
日本で小さなオーガニック食品・雑貨専門店をネットではじめました。
アメリカのスーパー、ホールフーズやトレジョーの様な楽しく安全美味しくセンス良くが目標です。
子供が日本で原因不明のアレルギーになり、怪しい食品をやめたところあっさり完治したことが
きっかけです。日本は専門店が少なく自分で始めました。
応援よろしくお願いします。海外発送は別途お問い合わせください。
Naturange(ナチュランジュ) https://www.naturange.shop/