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ハーシ-パーク

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ハーシ-パークの地図60以上のアトラクション!
 
子供と夫との微妙な距離が気になったので、その間隔を狭めるため、一泊で旅行へ行くことにした。
行先はハーシ-パーク。
別にハーシ-チョコが好きというわけではないが、普通の遊園地と違ってチョコレートというテーマがあるのは面白そうだと思った。
NYからは3時間半ぐらい運転しなければならないので、ハーシーロッジというホテルに宿泊することにした。
 
このロッジという英語は、決して山小屋という意味ではない。
どうやら宿泊施設全般に使われるらしい。
 
ここは、決して安くなく清潔でもないが、それなりに温かい雰囲気があって、チェックインの時には、3人分のハーシ-チョコを配られる。
夕方には子供ビンゴやキャラクター登場などの子供が喜ぶサービスを用意していた。
小学生ぐらいの男の子がたくさん宿泊していて、翌日の朝食の時に野球のユニフォームを着ていたので、きっと、野球の遠征にきたのだろう。
せっかくだから、その前日にハーシ-パークも楽しもうという計画かもしれない。
 
そして、ハーシ-パーク。
へ行く前に、チョコレートワールドという入館無料の施設で遊ぶことに。
チョコ工場体験ライドに乗って出てくると、無料のハーシ-チョコをもらえる。
配っているのはダウン症の男の人だった。
一生懸命配っている姿はなかなかいい感じ。
日本の企業だったらどうだろう。
人目に触れる仕事を任せるだろうか。
この様な小さな事が、ダイバーシティー(多様性)を受け入れる社会を実現するためのお手本になる。
 
下の写真は15ドル程度のオリジナルチョコをつくるコースに参加してもらって帰ったもの。
 
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オリジナルのパッケージが作れるチョコレートワールド
 
 
ハーシ-パークはアトラクションが多い割に週末でもすいているので、ラッキーだったのかもしれないが、ほとんど並ばずに乗ることができた。
ジェットコースターだけで、10個以上ありそう。
背丈の小さな子供の乗り物もたくさんあるので、回りきれないほど、
多分、20個以上のアトラクションに乗ったようなきがする。
子供は4回同じものに乗ったりしているので、延べ30どころではないだろう。
 
この地図に載っていないけれど、野生の動物園まで入場できる。
緑やお花がとても豊富で、お花畑を回っている気分にもなる。
施設がこれだけ豊富なのに、メンテナンスが行き届いていて、日本のさびれたテーマパークにありがちなペンキのはがれている何とも言えないうらさみしい雰囲気はなく、生き生きしている。
ユーロディズニーで2個しか乗れなかったあの悲惨な思い出とは対照的に、とても満足して帰ってきた。
 
 
 
ここからは私の空想の世界なのだけれど、ハーシ-パークは働いている人が何となく穏やかで楽しそう。
もちろんマクドナルドの笑顔0円的な指導もあるかもしれないけれど。
配置している人員が豊富なので、いろいろなことに対応できそうな雰囲気がある。
働いている人を見ていると、若い人か年輩かどちらかが多い。
白髪のおじいちゃんも結構たくさん働いている。
 
彼らは退職してからここで働いているのではないだろうか。
もしかしたら、チョコ工場で働いていたのかもしれない。
いずれにせよ、退職してお金も困っていないしあくせく働く必要がない。
皆を楽しませる仕事ができれば、残りの人生楽しいじゃないか。
何だかそんな雰囲気がある。
 
 
 
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                  キャラクターも!ミッキーと違って暇そうにブラブラ歩いている
 
 
ハーシーチョコについて調べてみた。
ハーシーさんがキャンディーの事業を始めたのは、彼が19歳の時、1976年とある。
日本はこの時代、戊辰戦争こそ終わっていたが、まだまだ明治の混乱期にあたる。
その後、チョコレートを生産して企業として拡大していく。
そして、広大な敷地に学校などの寄付を行っている。
ここまでハーシーの歴史が長いとは考えていなかった。
第二次世界大戦後、進駐軍が持っていたチョコも、きっと、ハーシーのチョコだったのだろう。
 
 
 
次にハーシ-パーク。
先に工場ができていて、この工場の街を楽しい場所にするために緑の豊かな公園をつくることを考えたのがそもそもの始まり。
その後、メリーゴーランドなどの乗り物が増えてきて、現在の姿になった。
名前がハーシーランドではなくハーシ-パークになっているのはそういう訳。
そう、お花畑がたくさんあるのは、かつて緑地公園であった文脈があるから。
 
公園といえば、NYのセントラルパークはハーシーさんがキャンディー事業を始めた頃に完成している。
産業革命の後、人々が自然と接するレクリエーションを求めた時代背景を感じる。
 
ハーシーチョコに負けず、ハーシ-パークも歴史が長く、何年か前に100周年を祝っている。
このあたりにはハーシーという人とチョコの名前が町や商店、通りの名前に散見できる。
アメリカの文化や歴史を感じさせる旅だった。
 
 そして、懸案だった親子の距離は。。。。
大成功!
前よりも仲良くなれたような気がする。
 
 
ちなみに・・・・
ハーシーはキットカットも作っているが、この製品に使われているパームオイルが自然破壊をしているということで、自然保護団体不買運動(というか、他のを買ってね)というのをやっていた。
大企業になると、影響力が大きいので大変そう。



追記            2018年7月
日本で小さなオーガニック食品・雑貨専門店をネットではじめました。
アメリカのスーパー、ホールフーズやトレジョーの様な楽しく安全美味しくセンス良くが目標です。
子供が日本で原因不明のアレルギーになり、怪しい食品をやめたところあっさり完治したことが
きっかけです。日本は専門店が少なく自分で始めました。
応援よろしくお願いします。海外発送は別途お問い合わせください。
Naturange(ナチュランジュ) https://www.naturange.shop/