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建築紹介 グラス・ハウス フィリップ・ジョンソン

 
アメリカの代表的な建築家
今回は彼の代表作の一つであるグラスハウスを紹介したい。
 
Philip Johnson (1906年~2005年)
ハーバードで哲学を専攻、モマのキュレータ-の時にインターナショナル展を開催するなど、アメリカにヨーロッパの最先端モダニズムを紹介した功績は大きい。
その後、同大学院では、グロピウス、マルセル・ブロイヤーに師事。
NYでは、AT&Tビル 現在のソニービル(昨年売却でリーズバック)がポストモダン建築として有名。
 
 
イメージ 1
          子供の遊具の様なこのコンクリートのオブジェはドナルドジャッドのアート作品
 
ここではこの広大な敷地に点在する建築群を見て回ることができる。
著名建築家による個人住宅は多々あるものの、その性質上、一般に公開しているところが少ない。
ここは、財団による運営で、入場料は高いがゆっくり見ることができる点がいい。
建築見学というよりは、ランドスケープを含む屋外建築とアートの美術館のような印象を受ける。
その点では、建築関係の方ではなく、アート空間に興味のある幅広い層に支持されている。
 
ところが、フィリップジョンソンが大好きという建築家は少ないのではないだろうか。
それは、多分様式にこだわり過ぎているから。
その時代が求めるスタイルをいち早く察知してはデザインしているため、一貫した個性を感じない。 
 
また、キュレーターの経験が先行し、その後、建築にかかわっていく為、建築家らしくない。
批判的な書き方をすれば、社会的な成功をおさめる為に建築を利用しようとしているのか、あるいは建築というツールを利用しようとしていたのか、とても楽観的な思考が垣間見える。
 
いずれにせよ、その当時の建築の可能性や限界について、客観的に熟知していたのだろう。
日本の建築家にもいます。
隈健吾がそうでしょうか。(←書いていいのかな?)
器用だから様式をまねたり、人気の出ることは何でもできる。
クライアントの満足度が非常に高い。
 
 
しかしながら、本来建築家とはそういうものだろうか。
私の好きなヘルツォーク・ドムーロン、レンゾ・ピアノ、伊東豊夫等々。
オリジナルでなければ一流の建築ではない。
 
でも、なかなか彼らの様なスター建築家にはなれない。
だから、様式を真似してしまう。
多分、フィリップジョンソン自身も痛感していたことだろう。
 
 
公式HP 要予約 45ドル~
 
詳しくはこの方の写真付きの解説がおすすめ
残念ながら、現在工事中のところが多く、見学できる個所が限られている。
 
 
鉄道マップ ニューカナーンはニューヘブンラインの支線の終点

追記                            2018年7月

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