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NY 心理学講座

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講座でコーヒーとお菓子を頂きながら


NY郊外、ウエストチェスターのハリソンという街には日本人が多く住んでいる。
日本人が好む街とは一般的には、
駅から徒歩圏、治安が良い、教育水準が高い、家賃が相応なこと。
(日本人が増えすぎて、現地校で英語を話さず、日本人同士で話してしまうという問題もある。)

今回は、この街で週に1度開催されている講座をご紹介。
先生は、コロンビア大の心理学修士をとられている日本人の方。
NY大でカウンセラーや日本の大学でも講師をされていた。

私は昨年秋から通い始めたが、そのきっかけは、友人のすすめがあったから。
子供の異文化コミュニケーションについて聞きたかったのがきっかけなのに、行ってみると、例えば、さわやかな人間関係を築く、アサーティブ・コミュニケーションの講座等とても参考になった。

講座を受けるようになってからは子供との関係も良くなり、叱ることがほとんどなくなったほど。
人間だから感情的にはなるけれど、とにかく落ち着かねばと自分に言い聞かせるようになった気がする。



あのリンカーン元大統領は、時の将軍が指示に従わず、明らかに勝機を逸したとき、いったんは、「チャンスを逸したと」と手紙を書いたものの、それを投かんすることなく机の引き出しにしまったものが後に見つかっている。
偉い人でも感情的になることはあるけれど、それを制御することが成功につながることを教えてくれる。


最近の講座では、例えば、「小さな変化は大きな変化につながる」ことを子育てに応用すること等も役に立った。
子供のピアノの練習など、本来であれば1時間練習しなければならないところをずっとさぼっていて、久しぶりに10分だけ練習したとして、
多分、「もっと練習しなさい」というところを気持ちを切り替えて、
「今日は練習して偉かったね。」というふうに言ってみる。
そうすれば、もっと長い時間練習する、つまり、大きな変化に繋がるということなのだそうだ。

実際に自分の子供の宿題に当てはめてやってみた。
宿題プリントの3問中1番だけやって、伸びをしながら「できた。」と言うわが子。
いつもなら、「休んでないでさっさとやりなさい。」というところをぐっとこらえる。
代わりに、「集中してできて偉かったね」と言ってみる。
そうすると、その後、集中して最後までさらっと終わらせていた。


多分、人というものは認められたいという欲求が強いものなのだろう。
人よりも凄い、偉いね、頑張っているねと言ってほしい。
アメリカで、セルフ・コンフィデンスの重要性を強調する理由もそこにあるのかも。

昨年、日本では迷惑行為をして目立つ人が話題になった、成人式でも相変わらず目立ちたい人々が暴れていたようだ。
彼らは、スポーツや勉強などで一目置かれたこと等無い、自信(セルフ・コンフィデンス)のない人たちなのだろう。
ちなみに、DJポリスは心理学的にもかなった表現方法をしているとのことなので、今度は成人式にもDJポリスを配置すると面白い結果になるかもしれない。

科学的に裏付けのある心理学の研究を生活の様々な分野、家庭、学校、会社等で生かすことが出来れば、日本社会全体で人々が暮らしやすくなるだろう。





追記
2018年7月
日本で小さなオーガニック食品・雑貨専門店をネットではじめました。
アメリカのスーパー、ホールフーズやトレジョーの様な楽しく安全美味しくセンス良くが目標です。
応援よろしくお願いします。
Naturange