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ニューヨーク流子育て術 プレッシャーをかけない育て方2

子供にプレッシャーをかけない育て方についての2回目

教育に対する意識の高い地域に引っ越し、いよいよ現地校の小学校に通うことになった。
その前に、その他の地域ではどうなるのかということも書いておく。
不動産屋さんに脅かされることは、学区が悪いと小学生でも妊娠することがあるとのこと。。。。
アメリカでは小学生のうちは送り迎えは保護者が同伴しなければならない。
どうすれば、その様な危険な状態に置かれるのか。
学校にいる時に?

学区が良いと、白人だけの地域だと思われがちだが、小学校の名前を入れてネットで検索したところ、有色人種は48%でそのうち3割がアジア系だということが分かった。
親としては、戦々恐々とした気持ちがあったものの、かつての様な保守的な傾向が無いことが分かりほっとした。

ここで半数以上を占める白人と言っても、実はこの地域はユダヤ系が多い。
どのぐらい多いかということは、残念ながらネットの統計には出てこない。
けれども、ユダヤ人にとっての祝日、例えば10月に2日学校が休みの日が設けられていたりする。
ちなみにこの日はユダヤ教にとっての正月なのだそうだ。
ユダヤ系は全米の人口のわずか1.7%程度と言われているが、このあたりの学区の良いと言われている地域は公立小学校でもユダヤ教の祝日を学校の休みの日に設定していることからも、学区の良い地域におけるユダヤ系比率の高さが理解できる。

有色人種が多いと前述したが、どうやら、この傾向は、この学区の高校が全国のランキングで上位をとった以降のことらしい。
最近はこの地域に永住組の韓国中国系が増えているので、ますますその傾向が強いようだ。
日本人が住んでいた地域には、後を追いかけるように韓国人が増えてくると聞いたことがある。
ニュージャージーはいい例だろう。

この地域にかつて多かった一時滞在の駐在日本人はバブルとともに現れ、徐々に減り、リーマンショック後の不景気と共に去って行ったようだ。
学区の良い地区は駅から近いところは物件があまり出ない為、車が2台必要になるケースが多い。
一方、現在日本人が多く住む場所は、小学校こそレベルは高くないが、高校は良く、また、車が無くても生活できる利点がある。


本題に入ると、実際に学校は楽しく、お勉強の方もそれほど難しくない様子。
そして、習い事に関しても塾へ行ったりはせず、熱心なところでも家庭教師を週に1回雇う程度で、あとは、サッカーで、平日も週末も忙しい。
教育熱心な学校の印象とは違って、子供は伸び伸びしている。
そして、よく見てみると、週に一回数学の得意な親がボランティアで算数オリンピックに出てくるパズルの様な問題をする勉強会をしていたり、親も子も一緒に楽しそうに勉強している。


学校の中で3割を占めるアジア系、かなり教育熱心で、中国人のママは、タイガーマザーと言われる。
音楽のレッスンも、塾も、水泳教室もアジア系だらけ。
そして、毎年成績優秀者に与えられるアワードは軒並みアジア勢がとっていると聞く。

そう、ここまでの話だと、結局塾に行かせたり子どもにプレッシャーをかける教育が子供を伸ばすように見える。
それが、実際にはそうではない。
自動販売機にコインを入れればジュースが出てくる。」
それと同じように、子供に勉強するようにプレッシャーをかければ成績が伸びる。
そういった短絡的な育て方には大きな落とし穴があるのだ。

それはいったい何なのか。
続きは次回に。





追記
2108年7月
小さなオーガニック食品・雑貨専門店をはじめました。
Naturange