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フロリダ ロイヤル・カリビアン・クルーズの旅 その4

フロリダ ロイヤル・カリビアン・クルーズの旅 その4


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乗船している間、クルーズ船の中の従業員約800名のうちに接客にかかわる人数はさほど多くなく、
レセプション、ツアーカウンター、乗船下船のスタッフ、ドリル誘導スタッフ、客室係、レストランサービスの方々、エンターテイメントスタッフ程度。

今回お会いした日本人の方はスパのスタッフ。
スパの定価はそれなりに高級なホテルと同じレベルで少々お高いものの、そこはカジュアルクルーズ船、毎日お得なセット割引などをご用意してくれている。
その日は、セット割引の案内につられてスパ見学に行き、声をかけてもらった。

ブログにのせてもいいかと尋ねたものの、フルネームで載せますとは伝えていないので、お名前はくみ子・Tさんとだけ書いておきましょう。
サービス料は自動的に18%つくので、特別にチップをはずんだという訳ではありませんでしたが、日本のヨモギごま団子を出してくださって、美味しくいただきました。
心にしみる美味しさ、ありがとう♡

彼女の場合は美容関係のキャリアを生かしつつ、英語も使える仕事という意味では、女性であっても活躍できるので、なるほどと思った次第。
会社はスパを専門に扱う会社に所属されているとのこと。
他の部門の方とは違う会社なので、同じ船内で様々な会社の社員と一緒に仕事をされている。

英語でコミュニケーションが出来るというだけでも、日本人にはハードルが高いと思いますが、英語力を鍛える、ワーキングホリデー的に考えれば、門戸が開かれているように思います。
それが、仕事は非常に特殊な労働環境のようで、例えば7か月間等、ずっと船に住みこみ、期間満了で終了。
他のクルーズの場合の例では、お給料は、客室係の場合で平均20万円程度(食事込み)とのこと。
寄港地での休憩時間もたのしめる場合有。

その様な労働環境とは全く知らず、乗り込んだ日の夕食のサービスをしてくださったインドの方に、アメリカに住んでいるのかと質問してしまった。
彼の自宅はインドにあり、9か月間船で働いた後、何か月だったかインドの自宅で生活するとのことだった。
サービスが素晴らしいと感じた一つには、その日に飲んだワインのボトルをキープしておいてくれるところ。
しかも、普段利用する無料のレストランに届けてくれた。
いい加減な人が多い海外で生活している私たちは、まあ、ワインが来ればラッキーという程度に考えていたが、翌日、確実に、その日のテーブル担当のウェイターが出してくださった。
同じレストランならともかく、この連携プレーは素晴らしいと感心した。


話をスタッフに戻すと、保障されている給料はその半分ぐらいで、多くをチップからの収入に依存している。
日本の労働基準法に基づかないので、かなり低く設定されている。
というのも、船に乗るときにパスポートを提示して出国手続をとるので、洋上はその時のとおr、海の外側、海外になる。
チップがレストランや客室は自動的に上乗せされて請求されるというところは、日本人の給料システムと違うのでぴんと来ないが、そうすることで、より良いサービスを提供しようとする狙いがあるのだろう。
私たちもエクストラで、客室係さんにと少し多めに置いていった。
ちゃんと手元に届いただろうか。

英語が話せるという条件があるので、日本人にはかなりハードルが高そう。
実際、客室係は母国語が英語で、しかも性格の明るいフィリピンの方が多い。
それでもって、レストランの接客係やレセプション、カジノはインドや中国、フィリピンの方々。
エンターテイメントやマネージャー的な仕事はアメリカ人、イギリス人、東欧系等々。
部門ごとに採用が違うので、カラーがでるのかもしれません。

ちなみに、日本の採用のサイトを見たところクルーズ船のスタッフも募集していて、外資系ホテルの従業員を経験していると採用が有利になるとのこと。
長期にわたり住み込みで働くわけなので、かなり精神的に強くなければ勤まらないお仕事。
海の男(女)は大変そうだ。
クルーズの是非はスタッフで決まるといっても過言ではないので、彼らに感謝しながらクルーズを楽しませていただいた♪

続きはまた今度。





帰国後小さなオーガニック食品・雑貨専門店をはじめました。
Naturange