そろそろ高齢の親のケアをしなければと考えている方に ①リボ払いしていた
カード請求額を見ると、2万円のリボ払いになっていた。
リボ払いの年利は最大18%。
高齢の両親が離れて暮らしていると、まずはオレオレ詐欺に気を付けてと考えますが、実は詐欺ではないものの、引っかかりやすい罠がたくさんあることに驚きます。
これらは実際にあったことですが、あらかじめ対策が出来ることなので是非
役立ててください。
検索ワードで「リボ払い」と入れると「勝手に」と自動で出てくるほどなので、高齢者が引っかかっても仕方がない社会問題ではないかと思ったりもします。
申し込みをするときに、間違いやすい位置にチェック欄がついているか、あるいは、申し込みの際に「ポイントがたまりやすいのでおすすめです」などと声を掛けられていたのかも。
とにかく、本人の意思に反してリボになっていました。
リボを解除するため、慌てて本人からアンサーセンターに電話することに。
皆さんもカード申込みの時には気を付けてくださいね。
特に、キャンペーンの陰にリボ払いありです。
ここで二つ目の注意点です。
前述のクレジットカード。実はゴールドを長年使っていましたが、年会費を節約しようと考えたようで、2年ほど前に普通のカードに変えた時にリボ払いにしてしまったようです。
若い間は損保のお世話になることは少ないので、実際に支払いを受けた経験のある方は少ないかもしれませんが、高齢者は少しの段差でも転倒して怪我をして骨折し入院することがよくあります。
ゴールドには損保がついているので、親がけがや賠償などの損害保険がかかっているかを事前に確認したうえで解約する、もしくはゴールドカードの会費よりも安い傷害保険に加入してから解約する方法もあります。
一般的には所得がさほどでもない高齢者がゴールドカードに再入会するのは難しいので、すぐに解約せず、利点と欠点をしっかり把握と比較してから解約しましょう。
もし、親がそういったことが面倒だ、あるいは大丈夫という場合、損保保険は掛け捨てが多く補償期間が切れている場合があるので、確認が必要です。
面倒だと思う時点ですでに脳が委縮しているか、認知症に近い位置にいると考えるのが妥当です。
高齢の親を持つ方と話が合うのは、衰えを子供に悟られないようにと、失敗をごまかすのがとても上手だということ。
私も、「しっかりやっている、大丈夫」という言葉を信じてしまいました。
子供の対応としておすすめしたいのは、あらかじめ子供の方からゴールドカードから普通のカードへの変更を手伝う方法です。
高齢で収入が減る中、家計が楽になるのは喜ばれます。
上記の損保の確認以外にも、解約する場合にはたまっているポイントを使用してからにするのをお忘れなく。
私たちの場合は親に事故が起こって、初めてゴールドカードの解約で事故を起こした場合の補償がなくなっているのに、損保の契約が継続されていない、つまり補償が切れている状態だったことを知りました。
保険はしっかりかけているという親の言葉をうのみにしていましたが、補償があったのは配偶者だけで、本人ではなかったのです。
次回は高齢者が引っかかりやすい罠、保険などについて書きたいと思います。